■第19回Basser All star Classic宮崎友輔インタビュー



編:Basser All star Classicでの優勝、おめでとうごさいます。
  今の気持ちを聞かせてください。

宮:皆様のサポートがあってこの結果が出せました。
  ありがとうございます。
  釣り自体は、クランキン主体でアクティブなバスを釣って行き、
  フリッピングで入れ替える、と言う自分らしい展開で
  勝てたことが嬉しいです。あとは、このトーナメントのために
  サポートしてくださったみなさんに感謝の気持ちで一杯です。

編:今回のトーナメントに際して、どんなプラをしましたか?

宮:プラは8/9から始めてトータル五日間やりました。
  初日は朝から夕方までめいいっぱいやって、
  600〜800gのキーパーサイズが8本釣れました。
  この初日で霞ヶ浦のだいたいのイメージが掴めました。
  二日目以降はW.B.S.メンバーの方数名と連日プラを行いましたが、
  それぞれの得意な釣り方やバスを探す理論を聞き、
  どうやってそれを自分の釣り方に合わせ、消化するかを考えました。
  なかなかビッグサイズが釣れなかったこともあり、
  優勝ウエイトは9kg〜9.3kgと考えていました。
  メインエリアを特に決めることもなく、
  天候と水の状況を考慮してバスを獲って行こうと考えていました。
  当然、メインタックルはダイワUSトレイル701MMH-RBGで、
  ルアーはシャロークランクベイトです。
  そしてカバー打ち用のフリッピンスティックUSトレイル762HFBに、
  テキサスリグと7フィートHのバトラーリミテッドでファットイカ、
  そしてピーカン無風の厳しい状況に備えて、
  スピニングも用意しましたが、これは未使用に終わりました。

編:初日の展開を聞かせてください。

宮:前日かなりの量の夕立があり、川筋は激変していると考えましたが、
  とりあえずはプラから調子の良かった東浦の流入河川に入りました。
  しかし、雨の影響でこれは釣り辛いと判断しつつも、
  シャロークランクとファットイカで2本獲れたのはラッキーでした。
  その後は雨、曇りの天候ということもあり、
  ファーストムービングでシャローに差した浮いたバスをターゲットにして、
  キーパー取りに苦労することはないだろう、
  と考えながら南下していきました。
  麻生、牛堀、北利根入り口などのエリアで
  テトラや石積みをシャロークランクで押し切る作戦を実行すると、
  ポツポツとキーパーが獲れました。
  その時点で4キロを越したので、あとはビッグを狙いに州ノ野原、
  その後は水の良い古渡エリアに向かいました。
  ここで、キッカーとなる1200kgクラスをクランキンで獲り、
  最後は桜川河口でテキサスリグに1200gが獲れて、
  入れ替えもできました。

編:初日二位につけましたが、優勝のイメージはありましたか?

宮:やはりオールスターということで、河辺さんのウエイトには驚きましたし、
  自分が釣っていないエリアのポテンシャルは判らないので、
  順位は気にせず、明日も自分の持って帰れるマックスを
  釣ることだけを考えていました。

編:では二日目の展開を聞かせてください。

宮:前日と違って、この日は晴れることが分かっていたのと、
  流入河川の水が場所によっては落ち着き始めるとの予測から、
  この日も東浦の流入河川に入りました。
  昨日とは違う川の入り口の水を見た時点で、
  この水色なら喰ってくるな、という予感はあり、
  案の定、朝からバイトに恵まれ、僅か2時間ほどで、
  シャロークランクを軸にリミットを達成出来ました。
  流れの程度から際をフリップするよりも、
  ショアは勿論のこと、岸から少し離れたストラクチャーにも
  シャロークランクをキャストし、
  ウォブルの強さで引き寄せてしまう感じです。
  こはルイジアナ州レッドリバーなどで経験したのが、
  上手く生かせた感じです。
  さらに フォローに入れたスピナベイトにもキッカーが食らい付き、
  一瞬の間に4尾(3本クランク・1本スピナーベイト)のバスを
  手にしました。
  その後、南下して更なるキッカーだけを求めて、
  いわゆる大場所をランガンしました。
  しかし、入れ替えが出来なかったので、前日同様古渡に行きました。
  初日には手を付けなかった水門がらみのエリアを釣ったのですが、
  これは、水門から流れている水が澄んできていたので、
  昨日とは違う場所にバスが動いているとの予測です。
  この水門がらみのストラクチャーで
  テキサスに1500gと1100gが喰ってきました。
  このときばかりは、アドレナリンが出ている感じで、
  興奮したし、絶叫してしましたね。



編:改めて優勝が決まった時の思いはどんな感じでしたか?

宮:先にも述べた通りに、自分の信じるアメリカで学んだ釣りで、
  ベストなゲーム展開のできたことが嬉しいのと、
  サポートしてくれた皆さんの満面の笑顔を見ることができ、
  喜びが溢れました。



編:W.B.S.の選手を含め、霞ヶ浦のバスフィッシングが大好きな皆さんに
  攻略のアドバイスをお願いします。

宮:バスフィッシングはバスを探し出し、
  自分の技術や考えをルアーに伝えることでバスを釣るスポーツです。
  霞ヶ浦に限らず、多くの人がルアーの善し悪しで
  バスを釣るものだと思っている傾向がありますが、
  やはり自然を知ってバスを見つけることが先決です。
  また、アプローチというものを再確認して欲しいと思います。
  プロであっても常日頃からの鍛錬が一連のスムーズなリズムを呼びます。
  自分のタックルを使いこなして初めてスーパーキャストを生むし、
  無駄が無く効率良い操船やアプローチ、それにフッキングが、
  無事なランディングへと繋がります。
  自分のクランキンテクニックは、ショートディスタンスで
  手返しよく各ストラクチャー周辺を素早くチェックすると言うものです。
  自分の得意とする釣り方をよりマスターすることは、
  もっともバスを探す上での近道と考えています。
  当然、プロアングラーとして、バスを釣る上でノーシンカーもやるし、
  スピングタックルも使用します。
  でも、どの過程やタイミングで使うかが大事で、
  何時でも何処でもライトリグというのには頼りたくないです。
  また、フリッピングも必要不可欠なテクニックで、
  シャロー回りのべジテーションやマンメイドストラクチャーに、
  より静かなアプローチで釣ることが大切です。
  このやり方が悪いと警戒心の強いビッグサイズは
  なかなか釣れないことになります。
  練習すれば、その距離はフリッピンで攻められる範囲に入るハズです。
  非常に基本的なことですが、やはり意識して繰り返しやり続ければ
  自分のものにはならないと思います。継続は力なりです。



編:今後の予定や抱負またお世話になった人に何かあれば、聞かせてください。

宮:BASSシリーズは2月下旬〜開幕し、ツアー年間11戦、
  オープンが3戦をトレイルする予定ですので、応援よろしくお願いします。
  FLW参戦に付いては未定です。二人目の子どもが産まれたので、
  毎試合賞金が獲れるよう一層集中し、
  結果としてクラシックにも出場できるよう、精一杯頑張りたいと思います。
  また、今回多大なる協力をして頂いた、株)フジヤマの皆様、
  ダイワ精工、メガバス、東レ、がまかつUSA、ミンコタの岡田商事、
  毎日ボート・メンテナンスに付き合ってくれたグランパスの星さん、
  プラを付き合ってくれた武さん、アキオさん、エビちゃん、
  ウッチー、ナベアキ、カネゴン、そして相談役の修弥さん、
  W.B.S.の事務所を使わせてくれた吉田さん、松村さん、
  そして何よりもこの素晴らしいトーナメントを提供し、
  招待して頂いた釣り人社Basser様及びスタッフの皆様、
  横山会長をはじめとするW.B.S.スタッフの皆様の協力があって、
  優勝することができました。この場を借りて御礼申し上げます。



編:最後に、ホームページの読者にリールのプレゼント!
  と言うことでしたが、どのようなものかご説明ください。



宮:第19回Basser All star Classicの優勝記念として、
  WBS0n LINEをご覧の皆さんに、ダイワTD-Z USトレイル
  スピンチューンをプレゼントします。
  このリールは試合中に実際に使ったもので、
  当然ツアーでもメインのリールとして活躍しているものです。
  大切に使ってくださる方に当たるといいですね。

編:素晴らしいプレゼントをありがとうございます。
  と言うことで、ダイワTD-Z が欲しい方は、
  宮崎さんへのメッセージを書き添えて、メールでご応募ください。
  今日は長い時間ありがとうございました。
  今後のご活躍を期待しております。

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メールには、「郵便番号・住所・氏名・電話番号・メッセージ」
を付けotegami@wbs1.jpまでご送信ください。
頂いたメッセージはすべて宮崎さんに転送させていただきます。
なお、当選者はホームページで発表後、商品を発送させて頂きます。
締め切りは2005年8月31までと致します。
振るってご応募ください。
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これを使用いたしません。