■BASSセントラルオープン最終戦
アチャファラヤベイスン戦


2004年セントラルオープン最終戦は、
ルイジアナ州アチャファラヤベイスンでの開催となった。
シリーズ総合11位で迎えたこの試合の目標は、
連続入賞してシリーズ総合20位までに与えられる
バスマスターオープンチャンピオンシップのチケットを取ることである。
ちなみに15位までは2005年ツアーへと
クオリファイされる仕組みになっている。

フロリダとカリフォルニアデルタを足した感じで、
フリッピングに次ぐフリッピングフィールド。
これがアチャファラヤでの初日プラクティスでの印象である。
今回は珍しく、
プリプラクティスを含めて試合前の一週間から釣り込んだ。
念入りなスケジュールを組んで釣り始めたのは、
タイダルウォーターであるゆえに、
時間帯によってバイトにムラのある恐れがあるからだ。
そのため、ゆとりのあるプラクティスとなった。



アチャファラヤでは至る所にハイエスンマットが点在。

プラクティスの95%をべジテーションマットでのフリッピングにあて、
当然試合もフリップ勝負と心に決めて、
4本のフリッピンロッドにニューラインを巻いていた。



フリッピングではコンスタントにグッドサイズが釣れていた。



最終日のプラで、やることがなくなりクランキングを試した。



ウッド製クランクのフックを交換し、
モーテルのプールでアイチューンを毎日繰り返した。


初日は9時半過ぎのディレイスタートとなり、
クランキング勝負に突然切り替えた。
前日の最終プラで、
少しクランキングに手を出していたこともあり、
ディレイしたことも影響して
そのポテンシャルに賭けてみたくなった。

ウッド系のシャロークランクベイトを数種用いて、
45分でリミットをキャッチした。
その後フリップしに4〜5カ所回るが、
最終フライトだったため、
人の後々に釣るような状態となってしまった。
それでもフリップで5匹ぐらいのキーパーは手にし、
ワイドオープンなクランキンエリアに戻ってサイズアップを計るが、
キッカーサイズに恵まれない格好で初日を53位で終えた。

二日目は霧で10時40分に中止が告げられ、
全員で三日目を釣る変則ルールとなり最終日を迎えた。

三日目の最終日も結局クランキングし続け、
40匹以上キャッチした。
このうちキーパー(36cm)約25匹と数釣りしたにも関わらず、
ウェイトは10ポンドと伸び悩んだ。
結果は44位入賞し、
シリーズ総合13位でチャンピオンシップ出場が決まった。



作戦ミスかもしれない。
結果論ではあるが、やはりフリッピングで勝負していれば、
11〜13ポンドはコンスタントに釣っていたのではと思うと、
難しい判断のトーナメントであった。
釣れる日は15ポンドオーバーする勢いもあったが、
逆にダークホース的なクランキングで見出せれば・・・・・・
と直前の閃きがあったのだ。
自分のクランキングを楽しみ過ぎたのかもしれないが、
釣り人的には最高に楽しかった。