■ディープクランク 

これはもう何年にもわたって練習してきている割には
あまり試合での釣りの表舞台には出てこないが、
私のロッドには結構な割合でノーマンDD22が結ばれている。
私がいうディープクランクとは15フィート以上潜るもの。
ルアーを潜らす上で重要なのは、フロロカーボンのライトラインを使うことである。
私が使用するのは東レのバウオ・スーパーハードプレミアムプラスの
10〜12LBが大半を占める。

このDD22を凌ぐ日本製のディープクランクは存在しておらず、
唯一あるのはUSラッキークラフト社のフラットCBD-20で、
DDよりよく潜るがボディー形状が若干細身で、
その分根掛りがDD22に比べてやや増える。
重心移動が入っていて良く飛び、ワイドウォブルで良く釣れるルアーである。



これほどは潜らないが、日本には名作ティムコ・ファットペッパーマグナムがある。
このルアーは4年前ぐらい前から使い込み始めた。
シャーク01の武さんと赤羽プロにお願いして、
彼らのストックを日本からわざわざ送って頂いた。 

レイク・フォークでの試し釣りは上々で、
15〜17フィートぐらいのデプスであれば投げやすく、
巻きやすい出来に仕上がっている。
しかしやはり根掛りが思いのほか多いのが玉にキズである。
また搭載されているフックが、ボディーサイズに対して小さ過ぎるので、
番手を上げて使うことをお勧めする。
ちなみにこの日の釣りでは、50cmオーバーのダブルヒットもあり、
その実力は噂通りであった。



その他には、ラパラDT16やホットリップス3/4オンスなどをテストしているが、
やればやるほどDD22の安定したトータルバランスが見えてくる。
その昔、中根亘さんが霞で使っていて真似して使い始めたが、
息の長い名作である。


宮崎友輔