■PAA テキサスバスクラッシックパート2  


さて前回の続きだが、試合のルールはチーム戦の変則ルールで行なわれた。
4名で2艇に分かれ、午前の部4時間、午後の部4時間で
それぞれのアングラーはリミット5匹。
私はディーン・ロハスとチームを組み、
午後の部で釣ることを告げられた。

4時間でディーンも5匹、私も5匹釣らなければならない。
トーナメントに出場している人は分かると思うが、
移動時間を考えたりすると、
お互い5匹リミットを達成するのは、
いくらレイク・フォークであっても4時間では簡単ではないのである。

午前の部を任せたエルトン・ルースJr.とチャック・エコノムーは、
初日は二人合わせて18ポンドの計7匹、
二日目は12ポンドの計5匹であった。
ディーンと私は両日とも二人共リミットメイクして、
両日約30ポンドを釣っていた。



サイトフィッシングをしたかったのだが、
サンダーストームによる暴風雨でそれどころではなかった。
主に使ったのは、ディーン・ロハスデザインのフロッグとRPMクランクで、
お互いの得意技を混ぜての釣りとなった。

前と後ろを交代しながら、WBSで吉田さんとやったように、
お互いが何をしなければならないかを理解しての釣りとなった。

結果は40チーム中19位であったが、充実感はあった。
賞金は真ん中以上だったので一人あたり、3500ドル(約42万円)。
ノーエントリーフィーで自宅からフォークに通い、
ホテル代もガソリン代もほとんど不要だったので、
丸々プロフィット(利益)となり、悪くない。

今後もこのようなノーエントリーフィーの試合が増えて、
よりコンペティションが上がれば、
それは間違いなく業界の繁栄にも繋がると思う。

チーム戦はチームならではの興奮と連帯感が生まれ、
楽しい一週間だったが、
翌日日曜日は14時間ドライブしてジョージア州クラークスヒルに入り、
すぐに月曜日からエリート第4戦が始まる。

息つくヒマもないが、
それが私に与えられた仕事。
忙しいことを幸せに思うべきだろう。