■クリア・レイク
デルタから連戦で行なわれたカリフォルニア州クリア・レイクは、
プクティス初日から20ポンドを超える好調な釣れ方で、
そのまま試合に突入。
初日は22ポンド(5匹、10kg)を釣り、
素晴らしい出だしと思ったが、
それでも40位スタートとびっくり。

一応賞金圏内ではあるものの、
釣らなければ取り残されるのがエリートシリーズである。
二日目は朝一の5ポンドをミスしてリズムが崩れた。
その直後に掛かった4ポンドを慎重にランディングに持ち込むも、
伸ばした手すれすれでフックが外れ、
さらにもう一本、4ポンドをスイングミスで立て続けにバラシた。
その後20本近いバスを釣ったがキッカーに恵まれず、
18ポンド半で二日目を終えて60位と、
一気に20番も下がってしまった。

こういうことって、
本当に心の迷いや自然相手で上手くいかないことも多い。
ちょっとしたタックルの選択ミスもあったかもしれない。
フックの番手や角度に信頼性がなく、
不安を持ちながらランディングしていてミスに繋がった。
わかっていながら、最善を選べない自分にあきれる。
まあ二日で40ポンド釣ってもチェックが取れない試合なんて
滅多にありえないけど・・・。
さて優勝したスティーブ・ケネディーは、
スイムベイトで122ポンド14オンスというレコードウエイトで優勝している。
エリートシリーズではスイムベイトが昨年から大流行しているのだ。
試合が終わってロサンゼルス(LA)に移動した。
LAでは大森貴洋プロと一緒に数日行動した。
というのもアメリカダイワ社でミーティングをしたり、
ラッキークラフト社の方々とご飯を共にしたりしたからだ。
また大森プロの友人(バスフィッシャーマン)で、
LAで車関係の仕事をしている方々と友達になり、
私のトラック・エクスカージョンのタイヤが
そろそろ交換時期にきていると見ると、
直ぐにタイヤをオーダーしてくれて朝一から交換してもらった。

バスフィッシングを通しての交流にいつもながら感謝する。
ハート社の貝沼さん、徳永さん、ありがとう御座いました。

なにやら大森プロは外車雑誌の取材があるらしく、
そのプリミーティングも兼ねての食事会だった。
ワールドチャンプは取材も多く、
いつも忙しそうにしている。
話の内容は大半が、
F1のこととフェラーリをメジャーで勝ったら買いたというもので、
どのモデルが良いかとかいう夢のある話だった。
実際の取材は秋にレイクフォークで行なわれるそうだ。
後は、LA周辺のタックルショップに
西海岸特有のルアーがあるかチェックにいったり、
ミツワという日本のスーパーマーケットに買出しに行ったりした。

忙しくすごした数日のLAであったが、
おかげで充実した日々だった。
この後27時間のドライブが待っていなければ最高であるが、
テキサスに着くやいなやPAA主催テキサスバスクラッシックが開催される。
それではまた。
宮崎友輔
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