■マーボー会長の突撃!プラ密着取材!!第3回

すっかりおなじみの企画!? になりつつあるプラ密着取材!
今回注目する選手は前回、残念ながら期末テストのため
取材出来なかった話題の女子高生アングラー
『疋田星奈』さんに密着してきました。

第3戦が終わった翌日はなんと二学期の始業式!!
夏休み最後の思い出作りということで、
充実したプラクティスになったのでしょうか?
まずは、そんな『疋田星奈』さんのプロフィールを
簡単に紹介しましょう!



疋田星奈さん(通称:セイナちゃん)は熱血パパの影響で釣りを始め、
まだ小さいうちは琵琶湖のお魚達と戯れていたそうです。
バスを初めて釣ったのは小学1年生のとき。
2年生になる頃にはすでに管理釣り場のバストーナメントに出場し、
中学生になるとJBのジュニアトーナメントに参加したそうです。
つまり、ゴルフ界でいうところの「宮里藍」や「横峯さくら」と同じ、
バストーナメントの英才教育を受けてきたわけです!
まだ高校1年生の彼女は16歳にしてバス歴10年!!
トーナメント歴はすでに9年になるという、
プロ顔負けの経歴の持ち主なのであります!!




それでは早速プラの様子を振り返ってみましょう!

■日時:2007年9月1日(日)
 フィールド:霞ヶ浦(西浦)
 天気:曇り時々雨
 水温:23℃〜26℃

プラ当日、今回のボーターである『桂川チカエ』さん、
セイナちゃん、そして熱血パパがお出迎え。

今回ボーターの桂川さんはセイナちゃんに課題を与えたそうです。

桂川『ボーターとしての目線でどんな釣りがしたいのか、
  その辺を考えてプラをしてみて。
  将来はバスプロになりたいんでしょ?』とういうものでした。

セイナちゃんがどう応えるのか、期待がかかります。
まだ船舶免許を所有していないセイナちゃんは
パパと同船しプラをスタートすることに!

セイナ「こちらは準備できました。」
会長 「お待たせしました。今日はよろしくお願いします。
    まずはどちらへ行かれますか?」
パパ 「桂川さんと話し合いをした結果、
    分担してプラをすることにしました。
    午前中はじっくり花室川を見て、
    午後からは境川を見たいと思います」

ということで、一路、花室川へGo!!
かなり本湖は荒れてる模様ですが…。
無事に花室川へ到着し、まずは最上流へ。
そこから下りながらチェックするようです。



7:00 花室川上流 時折、見えバスもいるようだがノーバイト…。
     
セ「ここは前回の優勝エリアで、その時より水位が低くなり、
  水温も下がって、なんだか状況が変わっていますね。」
パ「水位が下がったから、もう少し水深のあるスポットでしょうね。」

期待の上流は不発に終わり、下りながらバンク際をチェックしていくことに。
アシや岩盤質のエグレをセイナちゃんはスピニングタックルによるライトリグ、
パパはクランクベイトを織り交ぜながら、要所にはライトリグと非常に
丁寧なアプローチでチェックをしていくと…。

7:45 バックシートのパパにナイスキーパーがヒット!!



パ「一回バイトがあって、もう一度同じスポットにルアーを投入し、
  少し手前に引いてステイを入れたら食ってきました!
  アシが倒れこんでオーバーハングしている場所です。」
  ヒットルアーはバルキーパワーホグの軽めのテキサスリグ。
  スピニングタックルによるフリップです。

8:00 同スポットでセイナちゃんのジグヘッドワッキーに2回連続バイト!

しかし、魚が小さいのか、ショートバイトなのか、なかなか乗らない様子…。
バイトがあったのはパパが1匹目を釣ったようなオーバーハングしているアシ。

パ「セイナ、そこのオーバーハングしているアシ、次はそっちのアシだぞ!」
セ「・・・・・・。」

パパの熱血指導もヒートアップしていき、
その傍らでセイナちゃんは黙々と釣りをしています。
しかし根掛りを頻繁にしたりといまいちリズムに乗りきれない様子です。

上流〜中流域をライトリグによる繊細な釣りでチェックを繰り返し、
セイナちゃん、そしてパパにもバイトが数回あった模様。
やはり単調なアシではなく、ポケット状になっていたり、
アシが倒れこんでオーバーハングしているといった変化のあるスポット、
さらに水質が良い狭いエリアでバイトが集中したようです。
いるべき場所にはいるといった感じでしょうか…。
そして中流から下流に差しかかる場所で、

11:00 セイナちゃんに待望の1匹目がヒット!!
バックシートのパパと一緒にニッコリ記念撮影!



パ「セイナがちゃんと狙ったスポットで釣ってくれました!
  とりあえず一安心です!!」
会「良かったね、おめでとう!!パパの指導のおかげだね!」
セ「ありがとうございます。」


そして下流域に下り、
セイナちゃんに人生初のキャットフィッシュが釣れたところで、
一旦マルトボートへ戻り食事休憩をすることに。

12:00〜12:45 マルトボート桟橋にて親子で仲良くお昼御飯。



桂川さんも合流し、午前中の状況をまとめてみることに。

桂「桜川を見たけど、サイズがいまいち…。
  クランクできわどい場所を狙ってもすごく小さかったよ。
  セイナちゃんは?」
パ「花室川も難しい感じでしたね。最上流はいまいち、
  少し下った所と中流域の一部でバイトが多くあったけど、
  500〜700gまでの魚ですね。」
セ「そんな感じでした。」

食事休憩も終わり、午後の部の作戦を話し合うことに。

桂「とりあえずマルトの前のオダをやってみるよ。セイナちゃんは?」
セ「境川を見に行ってきます。」

12:50  境川へ移動!



河口から右側のアシ、そしてブッシュをライトリグでチェックしていくが、
魚の気配が感じられない様子…。
そこへ、セイナちゃんの携帯にボーターの桂川さんから電話が!

セ『…本当ですか!もう釣らないで下さいね。』

パ「…。」
セ「チカエさんが3投連続で釣れたそうです!」
パ「さすがだねぇ!」

明日の光がほんの少し見えてきたところで、
境川の最上流まで上ってみることに。

パ「最上流の流れ込みもバイトが無いので、
  マルトの前を最後にチェックします。」
セ「…。」

一気にエンジンスロー走行で境川を下り、
一路マルト前へ!しかし東寄りの風がジャカゴに吹きつけ、
ボートの上で立っているのもやっとな状態。
そんな状況の中…

15:15 セイナちゃんにジャストキーパーサイズがヒット!!

セ「マーボー会長、釣れましたよ!!」
会「…この風の中、良く釣ったね!」
セ「これぐらいの波は琵琶湖で慣れっこですから!」

という事で、15:20プラ終了となりました。
明日の意気込み、そしてJ.L.B.Aの印象をセイナちゃんに聞いてみましょう!

セ「今日はなんとか魚に触れて良かったです。
  明日はチカエさんに頼って頑張ります!
  J.L.B.Aは女性同士なので考えも合うし、
  釣りの目線なんかも同じに感じます。
  なんと言っても、今までは男の人の中で釣りをしていたので、
  J.L.B.Aはとっても居心地が良いんです!!」


会長の総括:
今シーズンからJ.L.B.Aメンバーとなった
女子高生アングラー疋田星奈さんですが、
1戦目が2位、2戦目が優勝と堂々の闘いぶり!
その実力がフロックではないことが今回のプラの様子から覗えました。
河口湖をホームレイクにしているので非常に繊細な釣りが得意!
そのライトリグのスキルを駆使し、
バックシートでも釣ってしまうというわけです。
もちろんエレキの操船やバスが潜むスポットを見抜く目、
総合的な釣りの技術のレベルも非常に高く、
小さい頃から養われ培ってきたものなのでしょう。
このスキルは一生の財産になると思います。

湖の状況はというと、酷暑だった気温から一転、
秋の気配を感じるまでに下がってきました。
もちろん30℃を越していた水温も23〜26℃まで落ち着き、
魚達も季節の変わり目を感じサマーパターンから
秋のパターンへと移行する個体も多いはず。
今回のプラで状況を見ていない桜川が好調との話しを聞きましたが、
日曜日になるとプレッシャーからか状況が渋くなるのが
霞水系の難しいところ…。
今回は秋のパターンをいかに取り入れるかがキーになると読みました。

本戦の結果は…、なんと今回も取材をした桂川/疋田チームが優勝!!
結果的にはボーターの桂川さんがプラで発見した
マルト前のオダがウイニングエリアになりました。
広いエリアを分担してプラをする事で効率化を計り、
それにより花室川や境川、桜川といった流入河川を
プラの結果から捨て去る事が出来たのが勝利に結びついたのだと言えますね!
この勝利は二人の『チームワークの勝利』といっても過言ではないと思います!!



そしてQ.O.Yレースの暫定トップに立ったのが疋田星奈さんです!
次回、彼女がボーターで出場することが可能ならQ.O.Yの権利が与えられます!
是非ボーターで出場して悔いのない戦いをして欲しいと願っています!

次回はいよいよ最終戦!場所を新利根川に移して行なわれます。
Q.O.Yの行方は誰に?
そして10.7最終戦の勝利の女神はどのチームに微笑むのでしょうか!?


タックルデータ: 写真上段より



1:
ロッド:メガバス F4−65DXti(CycloneEvolution)
リール:ベイトリール
ライン:ナイロン 16lb
ルアー:スピナーベイト D-ZONE 3/8oz
2:
ロッド:メガバス F1−63DXti(LycaonEvolution)
リール:TD-Z 2506C
ライン:サンライン スーパーFCスナイパー 6lb
ルアー:メガバス カウンターグラブ(1/32ozジグヘッドリグ)
     ジャッカル フリックシェイク4.8in(1/32ozジグヘッドワッキー)
3:
ロッド:メガバス F3−69XS(SHABBLER)
リール:TD-Z 2506C(FinesseTuned Rスプール)
ライン:サンライン スーパーFCスナイパー 6lb
ルアー:バークレー3inパワーホッグ(1/16ozジグヘッドリグ)