霞ヶ浦の概要&生い立ち
第4章 霞ケ浦の水質の変化 13
霞ヶ浦の水位管理
シ:すごかったね〜12月5日早朝の暴風雨。
危うく羽がむしり取られるところだったよ〜。
H:そうだったね。10月のクラシックの時もすごかったけど、
今回のもパンチがあったよ。
新港のスロープの波がロールしてたもんね。
シ:ボクは冬場の定番で釣れていなかったけど、
Hiroはどうだったの?
うわさでは釣れていたようじゃん〜。
H:えっ、知っているの! でも、ちょっとだけよ。
風がもう少し弱くて開催されていたら……。
当日も釣る気マンマンだったけれど、あの風じゃ〜ね〜。
シ:あ〜あ、来年までバスの顔を見られないのか〜。
H:あれっ、釣り足りないのなら野田選手が
「年内にうちわで大会やらないっすか?」って言って来たよ。
相手にしてあげれば?
シ:よ〜し、うけて立つか……? でもHiroはどうするの?
まさか例のところに行く気じゃないだろうね〜。
H:ハッハ……、Hiro'sサンタはプレゼントを釣りに行ってきます。
霞ヶ浦の水位管理は常陸川水門の操作によって治水、
利水の目的を達成するとともに、
湖の水理特性を踏まえ環境に配慮した水位管理を行なおうとしている。
霞ヶ浦の利用下限水位YP±0mを基準として、
管理目標水位(利用上限水位)はYP1.3mとなっている。
一年を通した平均水位はYP+1.1m付近。
(土浦新港でいうと護岸のふちマイナス80cm辺りかな)
現在、11月中旬から2月の末までは、
その平均水位を地域の産業や生活を守る
各種用水を確保するために上限のYP1.3mを目標に水位運用を行い、
ヨシを主体とした植物の生育期、開花、結実気である
4月から10月までをYP1.1mを中心に水位管理を行い、
波浪による地形や植物への影響を防ごうとしている。
水位運用試験モニタリング調査の考え方
水位管理により植生が繁茂し、湖本来?!の景観の創出や
水質浄化に寄与しようとしているのだが、
霞ヶ浦にはすでに消波を目的とした
多くの人工構造物が建設されているため、
その効果の判断は難しいように思える。
願わくばアメリカで試験的に行なわれているドローダウン
(水位を一気に下げて湖底に堆積したヘドロを一掃していく事業)
を行い湖底の大掃除が出来ればよいのだが、
霞ヶ浦では利水の確保、施設の利用等に問題が生じるため、
まず無理であろう。
どうすれば霞ヶ浦がきれいになるか。
我々釣り人ももっと協力できるような体制を作るべきである。
これは今後の最大の課題でもある。
シ:チョット待ってよ〜。頭の中を整理させてよ〜。
条例で汚れた水を流さないようにって言ってるでしょう。
底泥の浚渫してるでしょう。湖水をろ過する装置は開発してるし、
よそから導水も引いてくるし、今度は水位管理でしょ、
いったいどれがいいのやら……。
H:う〜ん。ボク的には「常陸川水門の開放」が一番早いと思うんだけど?
シ:えっ! 汚れた水を海に流しちゃうの?
今度は海がどうにかなっちゃうんじゃないの?
H:オフコース! それに塩害で利水にも問題が起こるだろうから
すぐにとはいかないけど、
水に動きが出来れば水質は必ずよくなると思うよ。
シ:霞ヶ浦がきれいになったと思ったら今度は海か〜。
汚さないのが一番なのにね。
H:大当たり〜。
シ:ね〜最近Hiroってボクとキャラかぶってない?
H:ガビ〜ン。
Hiroと舟子のシオカラトンボのプロフィール
Hiro
W.B.S.プロ。
霞の風雲児を目指して早10年。
あの山田塾の司令塔的存在で
無類の釣り好き。
アメリカ事情にも精通している。
右投げ右打ち。
舟子のシオカラトンボ profile
霞ヶ浦の畔に住んで早4年?
食事をするとすぐ寝てしまう癖がある。
風の吹くまま気の向くまま霞ヶ浦を飛び回る。
近眼、メガネ使用。