ちょっと番外編:トコトンハテナ?


シ:いよいよ大会も近づいて来たね〜。
  このあいだ、やっと初バスに会えたよぉぉぉぉぉ〜!

H:バスは釣れても頭は花粉症でノックアウトでしょう?
  先週末もブンブン飛んでたしね〜。

シ:たまたま曇った日に釣りをすることが多かったから、
  まだマシな方みたいだね。
  それより大藪くんははなりの重症みたいだね・・・
  ハチにさされたみたいに目が腫れてたよ。

H:う〜ん、結構どうにかなっちゃった人、湖で何人か見かけたな。
  ペットボトルの水で目洗ったりして・・・。

シ:場所によってどの風が吹いた時は花粉がやってくるのかが
  わかるようになったよ。
  これは心構えが必要だぞ、来たな!って。

H:なんだ自然の変化を体で感じ取っているじゃない。
  さすがはトンボ!

シ:忘れてた・・・・。
  でもホントに辛いのは釣りが終わってからなんだよ。
  気が抜けると、とたんにズガガーン!と来るんだよね。



3月13日の夕方、
テレビ東京系で6月から施行される
「外来生物法」を取り上げた番組が放送された。
内容は外来生物法による制限から
琵琶湖のキャッチアンドリリース禁止条例に至るまで
「どうしてバス問題が起こったの?」といった番組であった。

MCは桃太郎侍こと高橋秀樹と、
お笑いのクワバタオハラ(二人組)で、
毎回身近な疑問から社会の大問題に迫っていく、
っていうのが狙いらしい。
偏った報道が多いバス問題だけに果たして・・・。

番組は外来生物法オオクチバス小グループ会合のメンバーでもある
東京海洋大学の丸山隆教授をゲストに招き、
基本的な法律の目的をわかりやく説明。

そこで丸山教授は、

1、在来魚減少の理由は水辺環境悪化があり、
  そこに外来種による圧迫が起きたためであると。
 (いままでこういったことが表面化されなかっただけに高感度+。
  出来ればその割合を言ってくれればよかった・・・)
2、バスの拡散原因は不明である。   
  と世間で言われている「釣り人が全部密放流した」という
  まやかしを肯定しなかった。またまた高感度+。

また、琵琶湖の条例に関して番組では、
外来魚によって在来魚の数が減っていると
いつもの琵琶湖漁師さんが登場、
それに対抗して釣具店、釣具メーカー、
釣り人たちの反論も取り入れられ、
ここ最近では珍しくニュートラルな番組構成であった。

さらに、クワバタオハラの二人が琵琶湖でバス釣りに挑戦。
見事釣るも外来魚回収ボックスに泣く泣く入れることに・・・。
そこで外来魚を減らす方法として思いついたのが、
ブラックバス料理。
・・・たしかこの条例を施行する時、
水産庁がゾーニングの他の手立てとして
水産資源化を提案したはずだったような。
ボツになったみたいだけど・・・。

プリンスホテルにバスを持ち込んであれこれ料理して、
それを釣り場にいる釣り人に試食させ、
その反応を見ると「おいしい」との反応が多かった一方、
試食を断ったり、
釣るのが楽しいからとコメントした釣り人もいた。
しかも最後は
「ブラックバスがおいしいというだけではこの問題、
解決するのは難しいようです・・・」
とオチがないまま終わってしまった。

バス問題の解決は結局当事者じゃないと出来ないんだよね。
しかし、苦しいながら
「こんがらがった糸を解くには長い時間が必要だ」
ってことは伝わった番組であった。(65点)



シ:その番組、見損なった!
  でも友達もいい番組だったと言っていたよ。
  しかし、あの桃太郎侍がやっていたとは!

H:今はフジテレビVSライブドアがヒートアップしているけど、
  世の中には解決するのが難しいことばかり・・・。

シ:諦めない人が最後に微笑むのだ、何ちゃって!
  ついでにサッカーワールドカップ予選も
  最後の最後まで応援するぞ!

H:ほ〜っ、たまにはいいこというね〜。
  サッカーもいいけど、バス問題もね!
  







Hiroと舟子のシオカラトンボのプロフィール

Hiro profile

W.B.S.プロ。
霞の風雲児を目指して早10年。
あの山田塾の司令塔的存在で
無類の釣り好き。
アメリカ事情にも精通している。 
右投げ右打ち



舟子のシオカラトンボ profile

霞ヶ浦の畔に住んで早5年?
食事をするとすぐ寝てしまう癖がある。
風の吹くまま気の向くまま霞ヶ浦を飛び回る。
近眼、メガネ使用。