■その838 水の華
小池栄湖のアオコや赤潮が酷いので、 インターネットであれこれを調べた。 すると、いろんな事が判ったのだが、 原因と対策は見つからなかった。
@ 藍藻類を原因とするアオコ 窒素・リンに加え、有機物の負荷が高い水域で発生しやすい。 家庭雑排水が流入するような公園の池での発生が典型的な例である。 この外、畜産排水や堆肥の流入する水域の例が多い。 従属栄養細菌との相互関係に由来する可能性が強い。 A 珪藻類を原因とする水の華 水温が比較的低く、上下層の対流が起きやすい構造の水域で発生しやすい。 珪藻類は低〜中温(5〜15℃)を好むものが多い。 細胞壁は厚く珪酸質が多いため、静止水域では沈降してしまう。 このような理由で低温・混合水域に発生するものと考えられる。 別の言い方をすれば、このような条件が整わないと大増殖できないことになる。 B 緑藻類を原因とする水の華 無機栄養が豊富な水域では緑藻類が限って優占する。 一般にアオコと呼ばれる現象の大半は緑藻による水の華である。 発生時期は中温〜高温(15℃以上)で、季節は春から秋である。 防火用水などが典型的である。 C 渦鞭毛藻類を原因とする水の華 水の華現象中最も説明が難しいのが渦鞭毛藻類の異常増殖現象である。 一般には山間部の貧栄養〜中栄養のダム湖に発生することが多く、 窒素・リンの流入原因説では説明がつかない。 わが国では 1970年代から頻繁に発生するようになったとされ、 精力的な研究が行われてきたが、 その原因を合理的に説明した説は見当たらない。
と言うことだったので、自分の持てる知識で対策を講じて行く。 その手始めが水質浄化の水循環装置である。 一定の効果はあるのだが、根本的な解決にはなっていない。 循環装置を止めると、あっという間に植物プランクトンが増えて、 アオコや赤潮が発生してしまうからだ。
走光性と言う光に向かって行く性質があるので、 水面を何かで覆うのをやってみようと思っている。 同時に、植物プランクトンを何かに付着させて、 取り除く方法も試してみよう。
いや、いや、生き物と付き合うのは、本当に難しいもんだなぁ。
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