■その606 淡水ハゼ類
霞ヶ浦には何種類ものハゼ類がいる。 それこそ、海のマハゼから河川の上流域に棲むゴリまで、 相当数のハゼがいる。 その証拠に以前は、 一平方メートルに20匹ものハゼが棲む霞ヶ浦・・・と言われたらしい。
霞ヶ浦に生息しているハゼの主なものは、 ヌマチチブ、ウキゴリ、ヨシノボリ、アシシロハゼ、 ジュズカケハゼ、マハゼなどで、 その他にも数種類が確認され、 全部で10種以上も生息しているようだ。 ※但し、マハゼは水溶塩分量が生息と密接に関係して来る、
ところで、二種類のハゼを見てもらうが、 どちらがウキゴリで、どちらがマハゼだろうか?
ちょっと見は見分けが出来ない。 確かに紋様が違っていたり、目の位置が異なったりするのだが、 現場では両者を比べないと判らない。 同定は案外と難しいのだ。 しかし、年がら年中、こんな小物釣りをしていると、 案外見分けがつくようになる。
で、マハゼが上がってきたなぁ・・・とか、 ウキゴリが産卵を始めたなぁ・・・とか、 肉食魚の餌となっている魚が理解できるようになる。 これはバスフィッシングを成功させる上で、 とても重要なことだ。 餌を知る・・・ってことはね。
もちろん、他の魚釣りも同様で、 アカムシがいいとか、ミミズがいいとか、 クリムシがいいとか、タマムシがいい、 ピンチョロがいい、クロカワがいい・・・など、 今魚たちが多く捕食しているであろう餌を知るとこは、 魚釣り成功の大きなキーになるんだね。
と言うことで、今秋はバスの餌となる小生物を学んで欲しいなぁ。 姿形はもちろんこと、彼らの季節的な動きなど、 知れば知るほど釣りの引き出しが増えるからね。 ところで、ハゼ釣りに行く?
●写真の答えは、上がウキゴリで下がマハゼだよ。
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