その426 八目届かず!
小物釣りに行った。
実はルアー用のロッドも持って行ったのだが、
降り頻った午前中の雨と迫り来る北東風で湖岸はびしょ濡れで、
とても釣りをする感覚じゃなかった。
そこで、先月良い思いをしたホソに立ち寄った。
ホソでフナやコイの子ども、
そう今年生まれて3~4cmに育った子どもたちを
釣り上げようと言う魂胆である。
20~30匹釣れたら7月20日に開催される
泳げる霞ヶ浦市民フェスティバルでの立役者の一端を担えるしね。
で、仕掛けを投入した。
すぐに品の良いマブナが釣れた。
「これこれ、このサイズですよ!」。
一人悦に入っていた。
雨は殆ど上がっていた。
足元を濡らすのは下草に絡まっている雨露である。
タモロコ、コイッコ、ウキゴリ、モツゴ……いろんな魚が釣れる。
が、雨で流速が早くなった流芯ではなく、
流れたが少し弛む場所である。
どの魚も流れに逆らって上流を目指しているが、
ときどき休むのだ。
そんなときに餌が流れてきたら……。
本命のマブナがまた釣れた。
僅か2時間ほどで50匹ほどの魚が釣れた。
惜しむらくはタナゴをバラした。
カマツカも途中で落ちた。
この日、五目は達成できたが八目は駄目だった。
それにしても、昔ホソにあれほどいたブルーギルが、
一尾も掛からなかった。
きちんと棲み分けしているのだね。