2015 WBS/JLBAオープントーナメントREPORT


2015 W.B.S.&J.L.B.A.
オープンペアトーナメント

4月26日(日)に、新利根川・松屋ボートを会場に
「2015 W.B.S.&J.L.B.A.オープンペアトーナメント」が開催された。

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さわやかな南寄りの風が吹く絶好の釣り日和だった当日。
22チームがエントリーし新利根川は賑わいをみせた。

女性だけのバストーナメント団体J.L.B.A.のルールに準じ、
エリアは妙技水道~上流域は新利根川の堰までと広範囲。
とはいっても、今大会はエレキのみのボート戦。
バッテリーの容量、行動できる範囲を考慮した上で各チーム当日の
戦略を練った。
リミットは3匹、その合計総重量で競われる。

6:00ジャスト、22チームは松屋前をスタートした。

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上流方面へ向かうボートと下流方面へ向かうボートの割合はだいたい半々程度だった。

前情報では、大会前日に51cm・2400gのスーパービッグフィッシュが
松屋ボート対岸のシャローでキャッチされており、状況的にはアフターが大半との話。
釣り方、タイミングを外すとゼロの可能性もある、春特有の気紛れなコンディション
であった。

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IMG_3151それでは上位の釣り方を振り返っていこう。

前述の状況の中、2匹ながら2660gをウエイインし
3位となったのは 渡辺 啓太/渡辺 幸子チーム。
1680g(48.5cm)のビッグフィッシュを含む
グッドフィッシュを持ち込んだ。

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「上流、セブンイレブンよりも手前、赤い橋までのアシで10時までに2本。
パインシュリンプのテキサスリグ5gをひたすらキャストし続け、1680gの
ビッグフィッシュをキャッチ。2本釣った以降は何もなく、その後待望のバイトが
あったがバラしてしまったとのこと。同船したパートナーの幸子さんは久しぶりの
釣りとのことだった。
2位となったのは 松田 拓也/松田 雄寿・親子チーム。
1680gのビッグフィッシュを含む、3本、3060gをウエイイン。

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狙ったのは松屋ボートから上流側の新利根ドライブインの対岸から、下流は洲ノ野原南
ワンドの範囲。この日キャッチしたのは、なんと2人で合計10本。父の雄寿さんが7本、
息子さんの拓也さんが3本キャッチ。
拓也さんのメインベイトは、ファットイカのバックスライドとファットベイビークローの
テキサスリグでのカバー撃ち。
父の雄寿さんは普段は巻き物中心の釣りを得意としているが、
今回は使ったことのないレッグワーム(カラーは黒)のダウンショットリグで攻略。
そして5gテキサスリグを状況に合わせて使用。
1680gのビッグフィッシュは、モコリークローのテキサスリグによってキャッチした。
ダウンショットリグはシャロー際から2~3m引いてくる釣り。
「バス釣り30年、今日が一番楽しかった」と表彰で語っていたのが印象的であった。
息子・拓也さんの魚を1本、父・雄寿さんの魚を2本をウエイインしての結果であった。
ゲーリーファミリー万歳!!

22チームの頂点に立ったのは・・・

3本粒ぞろいの魚を持ち込み3360gというウエイトで優勝したのは
兼平 光喜/横川 恵美チーム

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エリアは洲の野原のみを狙うと決めていたという。

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主に狙ったのは新利根川の水門をくぐり洲ノ野原に出て右側
エビオダがあるちょっと深くなっているアシ際だ。
「朝イチなんでトップを投げたりしたんですが、パートナーの彼女がそこで
テキサスリグで一本をキャッチしまして。それをきっかけにワームの釣りを
通すことを決めました」と兼平選手。

その後、5インチカットテールのネコリグで順調に2本目をキャッチ。
さらにカモ撃ち小屋のちょっと手前のアシとブッシュが複合するスポットから、
5gゼロダン+ダブルモーションでリミット達成。時間はスタートから1時間半が
経過した7:30!
しかし、順調にリミットを揃えたものの、その後はまったくの音沙汰なし。
稲敷大橋をくぐり妙技のハードボトム、真珠棚なども狙ったがまったく釣れず
あっという間に時刻は12:30。
最後のチャンスと、タイフーン付近にあるコンクリートブロックの切れ目で、
パートナーの横川さんのテキサスリグに待望の4本目がヒット。朝一に釣った
700g台の魚を入れ替えてウエイインとなった。

実はこのコンビ。W.B.S.のスタッフ2名で結成されたチーム。
兼平選手は“くるとん”という愛称でかわいがられる26歳建築関係の仕事と
消防魂に燃える若人である。

朝イチ、撮影班はエビオダあたりでこのチームを発見。
「どうですか?」と尋ねると、くるとん選手すでに鼻の穴が若干ふくらみぎみで
「揃ってます」との答えだった。

「スタッフが優勝だなんて、空気よみなさ~い」なんてジョークをかますが
こと釣りに関しては、やはりKY釣り男子だったようで
がっつり本気の釣りを見せ、うっかり優勝してしまいました。

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W.B.S.は霞ヶ浦水系を拠点とするトーナメント団体。
そのスタッフをするということは、間近に霞ヶ浦で戦う
プロフェッショナルの釣りを目の当たりにし、先輩スタッフの手厚い(手痛い?)
釣り講義と実技をともにしたことで、釣りの技術が向上。
そして満を持して出場した今大会で、優勝を果たした。
今大会は大会名にJ.L.B.A.という名を冠しているとおり
女性アングラーの進出、そしてJ.L.B.A.に興味をもってもらうために
女性を優遇した内容を含んでいる。

女性だけの参加賞があるという特典、そして女性がいるチームには
レディース部門での表彰を設けている。

というわけで、今回は優勝した 兼平 光喜/横川 恵美チーム。
そして3位となった 渡辺 啓太/渡辺 幸子チームは
レディース賞2位。つまりダブル受賞という特典がつく。
さらに、レディース賞の3位となったのは、塩谷 みな/吉田 修里チームだ。

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塩谷さんは、J.L.B.A.に参戦している女性トーナメンター。

またH-1にも出場しており、その大会が前週新利根川で開催し1890gという大物を
キャッチし上位入賞していた。

「前週は天候が今日とはまったく違ったので、今週には通用するとは思っていなかった」
と塩谷選手。

しかし、朝イチはまず洲ノ野原をチェック。反応がなかったため早めにエリアを見切って
新利根川へ移動した。
そこでいろいろなルアーをローテーション。

松屋から上流側へいった一本目の橋の付近が水がいいことを確認し、そこでリミット3本
を搾り出した。
パートナーの吉田選手も「同エリアで今年初バスをGETしました!」と笑顔で答えた。

好天にめぐまれた「2015 W.B.S.&J.L.B.A.オープンペアトーナメント」
ボートによる釣りの経験が浅くても、免許不要艇でエレキのみというレギュレーションな
ので、参加しやすいこの大会。

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今年2回目の開催となるが女性とのペアも増え、参加した選手たちはみな楽しんだようだ

表彰のあとは、恒例のじゃんけん大会。
松屋ボートさんから、2kgお米も提供していただき
参加者全員、釣り以外の特典に喜んで盛大に幕を閉じた。

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結果は以下の通り。<ピンクはレディスチームです>

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