罵州雑言

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その338 霞ヶ浦と手賀沼


 

 

俺もBasserの「川は生きているか?」のシリーズでこの施設を見るまでは、

「霞ヶ浦に導水路?」

だったが、この施設を見たことで考えが一転したのである。

そうだ、霞ヶ浦も手賀沼に習おう!

那珂川と利根川を導水路で結び、霞ヶ浦の水質に変化を与えよう!

そう思うようになったのである。

 

しかし、民主党政権になると霞ヶ浦導水事業は、

事業検証の一つになってしまい、工事がストップしてしまった。

もちろん、民主党政権下にあっても、

霞ヶ浦導水事業推進の署名活動を行って、

国土交通大臣宛に早期完成を働きかけたし、

三日月大造副大臣にも会って思いの丈を話したが、願いは叶わなかった。

 

 

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が、昨年より霞ヶ浦では新しい動きが始まった。

その第一が、霞ヶ浦導水事業が検討を終えて、

再開されることが決定したのである。

嬉しいねぇ。

 

極めて簡単簡潔に言ってしまえば、

高浜と土浦に新しい流入河川が出来るってことだよ。

それも最大で15㎥/sの水が入るってことだぜっ。

霞ヶ浦で最大河川の桜川の流量が約3㎥/sであることを考えると、

これは凄い変化だと思うんだね。

 

長いこと釣りを経験してきて、

生物ってぇのは変化が好きだってぇことを知った。

だから、湖沼や河川に新たなる変化が生まれる度に、

消え失せていた古い生物たちが甦ったり、

新しい生き物たちに生命が宿ったりするんだね。

そう言う意味でも、霞ヶ浦導水事業によって誕生する新たなる河川は、

多くの可能性を秘めていると言っても過言ではないだろう。

 

 

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手賀沼のこの流れ込みで8㎥/sの量である。

これ以上の水量が流入してくるとすれば、とても大きな動きである。

俺はこの動きが霞ヶ浦のダイナミクスとなって、

様々に影響を与えると思うんだな。

だがね、流動する命を持った水は良い方向に向かうと信じている。

新しい流れ新流入河川だからな。

 

そこで、新しく流入する河川名を考えようよ。

既存の那珂導水路とか利根導水路、さらには霞ヶ浦用水よりも、

親しみある呼び名がいいなっ。

 

ちなみに、霞ヶ浦用水は流出河川、アウトレットである。

で、那珂導水路と利根導水路は双方通水である。

 

う~ん、かと言って高浜新川とか、土浦新川ってぇのもありきたりだよね

新しい名前、と言うよりも勝手にニックネームを考えようじゃないのっ!

 

 

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