罵州雑言

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その076 二枚貝のこと


 

先日のJLBA Open戦は盛り上がったねぇ。熱かったよ。

ご協賛各社様からのご提供品はもちろん、

他に類を見ない6月の梅雨明け宣言のすぐ後のトーナメントだったからねぇ。

熱くて暑いトーナメントだった。

 

懸念された熱中症を患った参加者も出ず、

女性軍の大活躍で1~3位を独占したのである。

男子たるものこのまま引き下がれないよな。

次回のJLBA Openは9月2日の開催だよ。

問い合わせが殺到すれば早めの告知をすると思うので、

どうぞよろしく!

 

さて、7月の超多忙なスケジュールと暑さの狭間を縫って、

水路の定点観察に行ってきたよ。

毛虫はだいぶ減っていたが、マイマイガの幼虫はさらに大きく育っていた。

なぜ必死に定点観察をしているかと言うと、

こいつらの発生に備えているからなんだ。

 

 

 

二枚貝のドブガイだ。

この貝、あの水路にいたんだよ。

恐らく、稚貝が入り込んで育ってこのサイズになったと思われる。

僅か一年ほどでこのサイズだ。

条件さえ揃えばどんどん大きく育つ・・・と物の本にあった。

特に、水温が上昇する夏場に著しい成長が見られる・・・とあったので、

二枚貝探しをしたいのである。

上の写真ほど大きなものは見つからないだろうが、

下の写真ぐらいのは見つかるかもしれない。

 

 

 

イシガイ科の子供だね。

ドブガイだか、イシガイだか、あるいはカラスガイだかは判らんけれど、

イシガイ科の二枚貝であることは判る。

で、イシガイ科の子供としたんだよ。

 

こんな二枚貝が水路にたくさん棲みついてくれたら、

水質だけではなく水生植物も繁茂すると思うのだ。

水草と二枚貝はセットだからね。

流れる水、流れに強い水草、底に溜まる砂泥・・・

これらが二枚貝を増やしてくれるんだな。

 

もちろん、グロキディウム幼生の成長に欠かせないのが魚たちである。

これはたくさんのヌマチチブが棲息している状況なので問題はない。

 

 

 

マシジミもいて欲しい二枚貝だな。

なんたって大量に棲息してくれるのが嬉しい。

その数で水質浄化に大きな働きをしてくれるからだ。

 

水が動くと、生き物が増える。

生き物が増えると、環境保全の機能が上がる。

環境保全機能が上がると、バランスの良い生態系が構築されていく。

均等な生態系が構築されていくと、生き物たちが健康になる。

生き物たちが健康になれば、多少の化学物質には負けない生物相が出来上がる。

 

さぁ、霞ヶ浦の環境を健康にしよう。

この水路がその一翼を担っているんだぜっ。

 

 

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