罵州雑言

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その063  Bass is バス


 

先日、W.B.S.スタッフのモーリーこと森谷裕一とオカッピングに行った。

オカッピングというのはオカッパリのフリッピングのことで、俺の造語であるな。

十数年前はフリッピンの腕が鈍らないようにと、

毎日のように朝な夕なに練習に通ったものであったが、

ここ数年はほとんど行っていなかった。

熱が冷めた・・・と言うよりも釣り人の多さに辟易としてしまったからである。

 

オカッピンの練習場所、フリッピンタックルでの釣り場に、

ライトラインのスピニングタックルのアングラーが増えたからだ。

ヨシやマコモ、ガマやノイバラなどに、ラインが絡まったままだったり、

小さなワームがブラブラしていたりなど、

場所にそぐわないタックルで釣りをする輩が増え、

釣りのゴミをそのまま放置していくアングラーが多くなったからだ。

 

そりゃ、俺だってネガカリをしてテキサスリグをロストすることもあるが、

細いラインでブチブチ切っていくようなことはない。

なんたって24lb以上のラインしか使わなかったからね。

 

と、まぁ、かくいう理由でご無沙汰していた釣り場に、

釣り下手なモーリーを伴って出掛けた・・・ちゅう訳だ。

釣り場には大きな変化はなかったね。

小屋がなくなっていたり、竹が枯れていたりはしていたが、

十数年前のままだった。ちょいと嬉しかった。

 

が、フローターやボートのアングラーが増えていた。

数倍・・・というぐらいに増えていたね。

釣り場として人気の高さが伺えた。

ちょいと嬉しくもあり、また寂しくもありだったねぇ。

幼馴染との再会・・・そんな感じだった。

 

 

 

 

ところが、バスは相変わらずバスだった。

良いスポットに入ると、必ず手応えが返ってきた。

この日、3時間ほどの釣りで、5バイト3フィッシュだった。

これには感激したよ。

 

Bass is バス……彼らは少しも変わらず俺を迎えてくれた。

感謝、感謝である。

世の中がどんなに変わっても不変のものってあるんだな。

それが自然の中で生きている生き物たちである。

在来も外来もねぇ! 生き物たちの命を守ろう!!

 

 

 

 

 

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