罵州雑言

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その907 バスを守るキャリーボーイたち


 

 

今年度より、W.B.S.に小さな味方が増えた。

バスをウェイイン会場からリリース場に運び込む、

必殺!バッグ運び少年・・・キャリーボーイたちである。

 

検量されたバスをバッグに戻すと、

プロ選手自らが元の水に戻す場所に備えてあるプールまで、

バッグを運ぶ少年たちのことである。

バスを弱らせることなく、尚且つ選手への負担軽減のために、

自ら進んで手伝いに来てくれる高校生たちがいる。

もちろん、彼等もバスフィッシング大好き少年である。

 

 

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若干一名、少年じゃないのが写真に入ってはいるが、

まとめ役と言うことで・・・矢口元少年にも入ってもらった。

 

彼等の役割は、プロ選手が検量に持ち込んだ魚を

水際まで運ぶ作業である。

釣り上げたバスを霞ヶ浦にリリースするのは、

釣り上げた者が行うことが義務付けられている。

そこで、検量の済んだバスをバッグに入れて水際まで走って運ぶ。

バスを弱らせないためである。

 

 

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確かに、ジジイがやってやれないことはないが、

それはそこ、ヤングな少年たちなら俺たちの数倍も早いし、

持続力に大差がある。

一分一秒の差でバスが守れるなら俺は守れる方を選ぶ。

てぇことで、キャリーボーイの登場と相成った。

テニスの試合のボールボーイや野球場のグランドボーイのようなものだ。

 

そして、彼等の働きが十分に生かされるようにと、

プールにはエアレーションのブクブクと氷が投入されている。

 

 

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バスを殺さないために出来る限りのことをする・・・てぇことだね。

だったら釣りをしなければいい・・・なんてぇバカげた問答はしねぇよ。

バスを釣り上げることで俺たちは日々のストレスを解消し、

心の闇を追っ払っているんだからな。

バスフィッシングは犯罪だ・・・なんてぇ馬鹿なことを言った人がいたが、

もしバスフィッシングなかったら、犯罪者は倍増したと思う。

 

バスフィッシングに夢中になるからこそ、

仕事も家庭も人生も守ろうと思うのである。

まぁ、中には法界坊もいるのだがね。

 

バスを守る一助を担っているバス少年、キャリーボーイに拍手!

 

 

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